雄勝石

雄勝石について

雄勝石の地層 雄勝石は、地質学的には北上山系登米層古生代上部二畳紀(2・3億年前)に属する黒色硬質粘板岩です。

雄勝石の特徴は、

  • 粒子の均質性
  • 光沢
  • 純黒色
  • 高い圧縮・曲げ強度
  • 科学的作用や平年変化への耐性

などが挙げられます。
また、石肌の自然模様はいつまでも見飽きることのない優雅さがあり、柔らかな黒髪を想わせる女性美を持っています。

雄勝硯について

伊達政宗が使用した雄勝硯 硯は、昔から「文房第一の具にして四友(硯・筆・墨・紙)の一なり。」といわれていますが、 雄勝硯の歴史も大変古く、口伝によりますと約600年前の室町時代の頃といわれています。

現存する古文書としては、伊達藩お抱えの硯師としての奥田家の家系図があります。 その中に元和年間(1615〜1624)に藩祖伊達政宗公が遠島(現・牡鹿半島)へ鹿狩りの折り、硯二面を献上したところ、いたく賞賛、褒美を賜ったとありますし、 また二代忠宗公もやはり鹿狩りの折り、その巧みな技に感服し、硯師を伊達藩お抱えとされ、その硯材を産する山を「お留山」と称し一般の採石を許さなかったといわれております。 さらに伊達藩の儒学者の田辺希文が明和年間(1764〜1772)に藩主の命によって撰した「封内風土記(ほうないふうどき)」によれば「雄勝浜。戸口凡九十五。有ニ市店一而駅也。比地産ニ硯石一。頗雅物也。」とあり、 当時すでに雅物としての硯が産出され銘硯として名が広まっていたことが明らかです。

伝統工芸品マーク このように雄勝硯は応永の昔より名硯として賞美され、以来600年の歴史と伝統を誇り、営々として命脈を保ち続け、 依然昔ながらの手作りの製法により、硯工人の腕ひとつ、呼吸ひとつで、丹念に彫り上げられています。 まさに600年の伝統と技が生きる雄勝硯は、宮城県のみならず、 我が国誇る伝統的工芸品の一つとして昭和60年5月に通商産業大臣より国の伝統的工芸品の指定を受けました。

製作の様子 ムービー

雄勝硯の製作の様子

雄勝硯の製作の様子1 採石 1. 採石
露天堀りにより、テコを使い原石を表面から一枚一枚剥離します。

雄勝硯の製作の様子2 切断 2. 切断
選別された良質の原石を製作する硯の大きさ・厚さ・形を考えて切断します。

雄勝硯の製作の様子3 砂すり 3. 砂すり
切断した原石を円盤状の回転すり盤機の上にのせ、そこに川砂と水を流し込み、表面の凸凹を削り滑らかにします。

雄勝硯の製作の様子4 彫り 4. 彫り
縁立て、荒彫り、仕上げ彫りの三段階に分けて、のみを肩にあて、体全体で硯を彫り上げて行きます。

雄勝硯の製作の様子5 研磨 5. 研磨
彫り上がった硯を中磨き、外磨き、仕上げ磨きの三段階に分けて砥石・耐水ペーパーを使い、表面丁寧に磨いて行きます。

雄勝硯の製作の様子6 仕上げ 6. 仕上げ
仕上げには、漆を使ったつや出し仕上げとやき仕上げ、墨を使った墨引き仕上げの三つの仕上げ方法があります。

雄勝硯生産販売協同組合

当店では、雄勝硯・雄勝石商品の本場である雄勝硯生産販売協同組合の商品を取り扱っております。
信頼できる品質の商品をお求めいただけます。

雄勝石の商品一覧